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Dental Care of Sports and Health Promotion

スポーツ歯科について

 

 スポーツ歯学は、スポーツ医学と同様、スポーツに起因する外傷や傷害に対する対策として始まったもので、アメリカの補綴歯科学会では、「活動的なスポーツやレクリエーションに直接的、間接的なかかわり合いをもつ、予防法や治療法を含む総合的歯科学」
と定義しています。
  1. スポーツ外傷を予防するためのサポート
  2. スポーツによる健康づくりに対するサポート
  3. スポーツ競技力を維持・向上させるためのサポート
  • この3つを目標としQuality of Life (QOL) を指向する 「積極的な健康」を意味するようになる。
  • 発生した外傷の治療よりも予防法を確立して安全対策をすることを目標とする。
  • スポーツにはケガがつきものです。とくに動きの早いスポーツ、コンタクト(接触)の スポーツでは、あごや顔面領域のケガの発生率が高くなっています。
  • スポーツ歯科診療をおこなっている歯科医院では、ケガの予防のためのマウスガード製作や、歯や顎などのケガの治療などをおこなっています。

障害見舞金に見る歯の障害の発生率の高さ(日本スポーツ振興センター資料より)
学校管理下→障害見舞金の給付の約3割が「歯・口のけが」

障害見舞金に見る歯の障害の発生率の高さ

スポーツによる口腔外傷
歯の脱落
歯の破折
歯槽の骨折

歯のケガだったら勝負は30分!

欠けた歯、抜けた歯の汚れを水で洗い流して、歯牙保存液、低脂肪の牛乳、 生理食塩水、または唾液に浸して、すぐに歯科医院に行きましょう。
歯のケガ30分フロー

スポーツ歯科ってなに?

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スポーツ歯科医ってなにするの?


スポーツ歯科とドーピング

 ドーピング防止の共通ルールとして、2003年3月に世界ドーピング防止機構(WADA) の世界ドーピング防止規程(WADA規程)が採択されました。

 「禁止表」「検査」「分析」「治療目的使用に係わる除外措置(TUE)」の4つのWADA国際 基準が作成されました。

 国 内では、2001年に財団法人日本アンチ・ドーピング機構(JADA)が設立され国内の ドーピング防止活動を統括しています。平成15年度(2003年)静 岡国体から日本体育協会 がドーピング検査を国体競技において実施し、アンチ・ドーピング活動が拡大されました。 日常の歯科診療でよく処方される鎮痛剤や抗生 物質には使用可能薬が多いが口腔外科領域での薬の使用においては、慎重に選択する必要があります。

「禁止リスト」は、JADAのホームページでご確認ください。

ドーピングの禁止リスト国際基準と治療目的の適応措置(TUE)国際基準は 少なくとも年に一度は改定されるため注意してください。

(参考文献) 日本スポーツ歯科医学会:スポーツ歯科臨床マニュアル 財団法人日本アンチ・ドーピング機構(JADA)ホームページ

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